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日本考古学協会で多田銀銅山調査をポスター発表

2009/6/1 | Category:多田銀銅山の調査・研究 | Author:研究所管理用

5月31日に早稲田大学で開催されました、日本考古学協会第75回総会研究発表会において、史学研究所の魚津知克が福井亘(京都府立大学)・山本誠(兵庫県立考古博物館)・青木美香(猪名川町教育委員会 )・菅澤敏弘(高砂市教育委員会)の諸氏と共同したポスター発表をおこないました。

兵庫県猪名川町多田銀銅山遺跡群における「連携枠組み」による総合的調査の実践

と題し、大学と地方公共団体との連携の枠組みのもとで、GIS・GPS・航空レーザ3次元測量も活用して総合的に調査をおこなった成果について発表をおこないました。

ポスターセッションには多くの人にご参加いただき、用意していたパンフレット約100部が午前中になくなってしまうほどでした。

今回の調査の大きな成果として、2008年度に実施した

波形記録式航空レーザをもちいた航空レーザ計測システム

の結果を公表したことがあげられます。

波形記録式航空レーザによる地形測量調査は、木がおいしげった森の中のような条件でも、地面の標高を高精度で記録することができます。

今回の調査は、大手前大学史学研究所が同時期に高砂市教育委員会と共同で実施した兵庫県高砂市竜山石石切場周辺の地形測量とともに、国内初の考古学的な調査事例だと思われます。

調査データは現在分析中ですが、これまでわかっていなかった遺構の存在も、航空レーザにより推定することができました。ポスターセッションにおいて一部を公表しました。

この手法は、今後、巨大前方後円墳や中世山城の測量などへの活用が期待されます。

ポスターは現在、史学研究所のロビーに展示してあります。